「電脳戦機バーチャロン」と、電撃文庫「とある魔術の禁書目録」の夢のコラボレーションタイトル、「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」が2018年にPS4、PS Vitaで発売されることが発表されました。
(とても長いタイトルですが、本記事では以降、「とある魔術の電脳戦機」と略記します。)
既に、「電脳戦機バーチャロン」と「とある魔術の禁書目録」のコラボ小説「とある魔術の電脳戦機」が2016年5月に発売されていましたが、今回、対戦型バトルアクションとしてゲーム化されることになります。
電脳戦機バーチャロンポータルサイトで特報が公開!
電脳戦機バーチャロンポータルサイトの特報ページにおいて、ティーザームービーや、原作者の鎌池和馬氏、キャラクターデザインのカトキハジメ氏、バーチャロンシリーズプロデューサーの亙(わたり)重郎氏のコメントが公開されています。
とくに歴代バーチャロンシリーズのプロデューサーを務める亙氏のコメントからは、本作にかける意気込みと、「とある魔術の電脳戦機」がどういったゲームなのか、ティーザームービーから得られる情報以上にヒントが散りばめられていますね。ぜひ、公式サイトでコメントをご覧ください。
亙氏のコメントの追記には、こんなことも…
追記。
バーチャロン・シリーズとしては15年ぶりの新作となります。
……お待たせしました!
そう!本作は紛れもないバーチャロンシリーズの新作なのです!亙氏が言うのだから間違いありません。シリーズファンには胸が熱くなるものがありますね。
電脳戦機バーチャロンとは
ここでバーチャロンの歴史を振り返ってみましょう。これまでにバーチャロンシリーズは4作品がリリースされています。
電脳戦機バーチャロン
初代電脳戦機バーチャロンは1995年12月にアーケードゲームとしてゲームセンターに登場しました。ツインスティックと呼ばれる2本のレバーを持つ特徴的な筐体は、非常に目を引く存在でしたので、当時のゲーセンをご存知の方の中には、バーチャロンをプレイしていなくとも覚えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ゲームジャンルは公式によれば「3D対戦アクションシューティング」。プレイヤーは個性豊かな8体のバーチャロイドと呼ばれるロボットの中から1体を選び、対戦相手と1対1で戦います。ツインスティックの斬新で独特、それでいて自然な操作感、高速で3D空間を駆ける爽快感、格闘ゲームを彷彿とさせる読み合いやテクニックなどが支持され、一大ブームとなりました。
初代バーチャロンは、その後、セガサターンやPC、PS2、PS3などに移植されています。ファンの間では初代バーチャロンのことを、設定上の作戦名「オペレーション ムーン ゲート」から取った略称、「OMG」などと言ったりします。
バーチャロイドのデザインはカトキハジメ氏。ガンダムやスパロボ好きにはお馴染みですね。プロデューサーの亙氏が会社の偉い人の反対を押し切って発注したエピソードが、氏のtwitterでも公開されていました。カトキ氏はその後もシリーズのバーチャロイドデザインを担当されています。
(togetter)亙 重郎氏による初代「電脳戦機バーチャロン」の話
電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
1998年3月には続編「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」がアーケードゲームとしてリリースされました。略称は「オラタン」。1対1の高速3Dバトルはさらに進化し、よりテクニカルになっています。リリース後もバランス調整や機体追加などのアップデートが行われ、操作可能なバーチャロイドは最終的に15体にもなりました。オラタンはその後、ドリームキャストやXbox360に移植されています。
電脳戦機バーチャロン フォース
2001年10月にリリースされた「電脳戦機バーチャロン フォース」では2対2のチーム戦が実現されました。略称は「フォース」。チーム戦になり、バーチャロイド毎に役割が与えられるなど戦術面で大きく進化した作品ですが、これまでのシリーズよりもゲームスピードが落とされており、前作に馴染んだプレイヤーの中には不評もありました。筐体設置のためのスペースやコスト面での敷居が高く、設置されたゲーセンも前作に比べ減少してしまい、フォースは、2017年現在、最後のアーケードシリーズ作となっています。フォースはXbox360に移植版が存在します。
電脳戦機バーチャロン マーズ
2003年、PS2向けに「電脳戦機バーチャロン マーズ」が発売となりました。略称は「マーズ」。現在はPS2アーカイブスとしてPS3でも遊ぶことができます。家庭用ゲーム機向けに、一人でも遊べるようにストーリーモードが実装されているのが特徴的です。
15年ぶりの新作に期待せざるを得ない
実にマーズから15年ぶりとなるバーチャロンの新作。プロデューサー亙氏が心血を注いで作ると言うハイスピード・バトルアクション!
発売は2018年としばらく先になりますが、機体に胸を膨らませつつ、続報を待ちましょう!
コメント